2014年2月のバックナンバー

2014.2.24

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最近、銀工房ではリングやネックレスと言った装身具以外にも

腕製作の製作事業に力を注いでいます。

3年程前ぐらいから本格的に始めた事業なので、まだ業界自体が新鮮で

見た物がそのまま新たな記憶として吸収されていくわけですが

奥が深いです、腕時計。

 

ここで唐突に質問ですが、世界で一番高級な時計ブランドは何だと思いますか?

知名度で「ロレックス」が世界で最も高級な腕時計ブランドだと思っている

人は多いんじゃないでしょうか。私もそうでした。

でも玄人に言わせれば実際は違うらしいのです。

 

少し昔のエピソードですが、うちのジュエリー工房に

アンティーク時計の専門店様から連絡があり

腕時計の竜頭(りゅうず:フェイスの右についてるギザギザのつまみです)

が無くなっているので18金でリメイクしてしてくれる工房を探しているとのことでした。

 

やったことの無い依頼内容でしたので

製作可否の判断の為、該当の時計を一度送ってもらうよう先方にお願いし、

翌日に早速現物が届いたのですが、

厳重な包装の割には時計自体は平凡なデザインで

フェイスに宝石が散りばめられているわけでもなく高級感がありません。

少しホッとして届いた時計を職人に見せに行ったのですが

 

私 「時計届きました。見てもらえますか?」

K 「高級なやつ?」

私 「なんか普通の感じのデザインです。ロゴもパテックとか。」

K 「それ聞いた事あるような・・・実は高いやつじゃない?」

私 「ホンマですか。ネットで見てみますわカチカチ・・・・アカンこれ600万するやつや。」

K 「返そう。」

 

届いた時計はパテック・フィリップ(patek philippe wikiにリンク)の物でした。

ちなみにパテックスに換算すると12万枚分の値段です。

それだけあれば運動会で栃木県の小学生全員が

よーいドンと同時に捻挫しても応急処置が間に合います。

香川県なら両足捻挫しても貼れます。

 

流石にこれは触れないと先方に謝って早々に返送しました。

 

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